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アルカナ ARCANA [DVDやら映画やら]

最初から意味深な映像です。クリスマスっぽい音楽と血。カットアップの嵐で、言っていることは、「爆弾魔」「大量殺人」「化身(もう一人の自分)」「霊」。音楽があおります。その最後にはアレを持った土屋さん。土屋さんの雰囲気だと、どうも「化身」に関係がありそう。彼女には何かが見えるんですねえ。村上刑事も何かよからぬものが見えるよう。心が病んでお疲れな人かと思えば走る飛ぶ蹴る殴ると強い人。岸谷五朗さんは出た途端に怪しそうですが、やっている仕事も訳が分からなくて妖しさも満点。化身=分身は人なのか。岸谷さんは生霊と言っている。人でなければ裁けない。それがこの世の法律。分身が現れるきっかけは、生死をさまようとか、絶望とか死にたいとか、行き詰った精神状態から生まれるようです。土屋さんの場合もそう。彼女の分身は自分が嫌いでいじめぬいた結果の産物。そうであれば新たに生きようとする精神が分身。もしくは二重人格が形になったものかもなあ。分身と本物の性格のちがいはその辺りに関係するかも。たぶん土屋さんのマキの場合は例外的に良い人だったか。物語を作るうえで分身の設定について考えたんでしょうけど、他の分身話しとかドッペルゲンガーと同様、彼らが共存できないというのが基本のようです。本体をやらなければ生きられないのです。これがなければ話しができあがりません。ラストが予想外。人間だからできることとはこのことだったか。最期がガス人間のようでした。面白いのは警察に霊的犯罪の捜査を行う「お宮係」という部署があること。オープニングで「電気御守り」とかゴーストバスターズみたいな道具は、全部彼らの物だったんですねえ。なるほど。気になったのは後輩刑事の「先輩、先輩」連呼。日活映画。土屋太鳳さんの初主演映画らしい。雪・雪・雪。


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