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黒い春 [DVDやら映画やら]

医学スリラー物。地震から始まります。これで何かがよみがえってしまったのか? そして春になって・・・という話し。暖かくなってパンデミックというと「復活の日」を思い出します。あれは人間が作った細菌のせいでしたか。変な黒いものに気がつくのは高嶋政伸さん演じる監察医。その妻は牧瀬里穂さん。子供は奥さんの連れ子のようで、関係はあまりうまくいっていません。この家族の愛情関係も話しの柱。培養できなければ治癒方法の研究ができないとはいえ、得体の知れないものを軽々しく勝手に人工培養させてよろしいんでしょうか。しかもよくわからん人に頼むのも・・・などとつっこみたくなりますが、それが研究者の倫理というものか。この話しの面白いところは、謎の病原による被害がパンデミックとは呼べない規模なところ。何か一定の発生ルールがありそうですが、ホドホドの被害数。「奇病」という言葉が独り歩きする。しかしホドホドながら致死率が非常に高いところが怖い。この辺りは他のパンデミック話しとはちがっていて、なるほどなあと思いました。おそらく主人公は監察医だと思いますが、周りの助けもあって病気の恐ろしさだけは人並み以上に理解していても、何もできないところがまた面白い。逆に職業上行わなければならないことでイヤな目にあってしまう。手塚とおるさん演じる厚労省の件では、上司のバカさかげんに歯がゆさが残るばかり。ベトナム料理の件はなんだったんでしょうと思いましたが、鯉のぼりの話しを登場人物に聞かせるための設定だったんだと理解する。原作があるようなので、そちらは詳しく書かれているんでしょうね。宮崎将さんを見ていると、宮崎あおいさんとよく似てるなあと思います。さすが兄妹。水谷妃里さんがすばらしい。もうちょっと長く映ってほしかった。高嶋政伸さんの目と表情って、映画「感染」もそうでしたが、ホラー映画に似合います。何も考えていない表情が上手いような。ときどき目が真っ黒に思えるときがあります。俗に言う「ブラック・アイ」っぽいようn。名取裕子さんは大女優ですが、ちょっと2時間ドラマっぽく見えてしまうと思っていたら、これは WOWOW のドラマだったんですね。ハッピーエンドといえるかどうか分からないドラマですが、変わったパンデミック物語。最初の独り暮らしらしい女性はどうやって救急車を呼んだのか。しかし水谷さんが惜しい。もっと見たかった。晴れ・曇り。


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