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オブリビオン(Oblivion) [DVDやら映画やら]

トム・クルーズさん演じるジャック・ハーパーは昔を懐かしみます。すんごくきれいなヴィカは早く任務を終えてタイタンに行きたい。二人はタワーにいてドローンを管理し、スカヴの攻撃からテットを守っている。タワーが通信する相手、サリーの愛想の良さがあやしさ満点。ジャックとヴィカ、二人の生活に現れるジュリア。もどしてぐったりするジュリアを見るヴィカの顔がなんともいえません。男一人に女二人の生活は、スカヴがいなくてもうまくいなかなるのは明白です。このジュリアがジャックの疑問を解くカギになるんでしょうか。そしてスカヴっていったい何?・・・という話し。望遠鏡の向こう側に結婚指輪を見せるなんて素敵なシーンです。後半に差し掛かるころ、モーガン・フリーマン演じるマルコムが、敵が侵略してきたときのことを説明してくれます。そういうことだったんか! とそれほど驚くものではありませんが、じゅうぶんに納得させてくれる説得力。ジャックはいろんな意味で伝説の男だったんですねえ。さあやるぜ!と団結してもなかなか上手くはいきません。アジトにドローンがやってきたのも、ジャックの DNA のおかげなわけで、伝説の男はけっこう良い迷惑でもある。ジャックが宇宙艇で敵の元に向かうとき、LED ZEPPELIN の「RAMBLE ON」がちょっとだけかかります。その船内で再生された録音によりヴィカとの過去を知らされるのですが、そのときのジャックの様子がちょっと切ない。ジュリアの関係とかも分かってきますが、もしかしていちばんの悲劇は、何も思い出さなかったヴィカなのかも。ちょっとかわいそうすぎます。クローンに過去の記憶。フィリップ・K・ディックさんな雰囲気。記憶は重要です。記憶という素材、は純愛映画にも政治映画にもSF映画にもなってくれます。痴呆ももしかしてSFかもしれません。それにしても、敵が持っている真実の言葉しか許容しない装置が怖い。心拍数とか動揺とかで見抜くんでしょうけど、あっという間に地球上から人がいなくなりそう。敵を前にしたラストもよかった。エンドロールの映像も良かった。歌も良かった。面白かった。劇場でトイレをがまんしたのを思い出した。できるものなら、ジャックがいっぱい出てくるシーンを見たかった。トム・クルーズさんは別な映画ではジャック・リーチャーだったし、今考えるとパラレル・ワールドだったりして。「Oblivion」というのは、「忘れ(られ)ること; 忘れられている状態,忘却」という意味なのか。なるほど。晴れ。


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