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ロスト・フロア(Septimo) [DVDやら映画やら]

アルゼンチン映画。オープニングはブエノスアイレス上空からの撮影。とても素敵です。「永遠のこどもたち」と「瞳の奥の秘密」の俳優さんの共演なんてすばらしい。どちらが主役かわかりません。デリアとセバスチャンは別居中の夫婦のようです。別居はしていても、子供は迎えに行くんですね。父親のセバスチャンは「子守もするぞ」なんて調子の良いことを言いながら、結局やらかします。これだから男親はいいかげんと言われかねない失態。けっこう切羽詰った仕事も同時進行していますが、セバスチャンはどうしようもできない。この辺、わかるなあと感じます。あと、急いでいるときに限って色々あったりとかも。これは警察に任せていれば逆探知とかですぐに特定できた事件なんでは? と思ったらいけない。事件は意外な結果でとりあえず終わります。子供の親権を手放したくない親が関係する物語ですが、このエンディングはなんとも嫌な感じです。なぜ嫌な感じかというと、セバスチャンには同情できそうなところが何も無いからです。夫婦間や家族の生活のすべてがおかしくなったのも、彼に原因がありそうな匂いがプンプン。のどに骨がささったような、あまりスカッとしない映画。短気な人なら盤を割るかも。もうひとつ、最後にもうひとつ何かがほしいと思ってしまいますけど、これが大人の終わらせ方というものか。事を終えたらちゃんとゴミ掃除をしましょうという映画。スパニッシュ映画ってハッピーエンドがあまり見受けられない気がします。なんだかんだといちばん良い奴は、セバスチャンの同僚ルビオだけだった。エンディングはブエノスアイレスの空撮夜景。オープニングとの対比が面白いです。晴れ・曇り。


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