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二流小説家 シリアリスト [DVDやら映画やら]

海外小説が原作らしい。古くは映画「天国と地獄」の原案がエド・マクベインだったようなものか。冒頭からでんでんさん。すぐに犯人フラグが立ってしまう。主人公赤羽を演じる上川隆也さんのお母さんが賀来千香子さんというのが新鮮。冒頭5分で赤羽の様子、やってきた仕事とかが大体分かりす。死刑囚の呉井の告白をまとめる依頼が赤羽にやってくる。なぜ赤羽かを指名してきたのか・・・その理由はこの冒頭5分にありそうな気がします。死刑囚の告白というと人として美化されがちですが、えん罪でもないかぎり、それだけは止めてほしいです。感情移入だけはしたくないです。そんな本を書くことに遺族が良い顔するわけがなく、赤羽を問い詰める。書いた人が本人かどうかのちがいはあるにしろ、最近見た光景のようです。その中で片瀬那奈さん演じる長谷川の要望に、なるほどなあと思いますが、逆にあやしいと思うのがひねた人間。彼女だけではなくて、「本は出版できない~」とか話す呉井の代理人とか、会う人間すべてがあやしくなります。極論だと、呉井の手紙を検閲する人がいちばんあやしかったりする。そんな中で赤羽の姪にあたる小林亜衣が良い味だしてます。彼女だけが安全地帯であるような。こんな人がいる・いないでは、気分的にもちがうんでしょうねえ。車内で助手席の長谷川を見るすねた表情がかわいい。でも赤羽にやたらと執筆をすすめる態度には「?」と思うときもあります。もしかして彼女も呉井信者とか? スカイツリーが見える景色に、そんな時代なんだなあという感じ。フライングVを見れるとは思わなかった。配役は良いんですけど、レポーター役の人がちょっと・・・。片瀬那奈さんの車でターンのシーンはスタント無しのご本人でしょうか。邦題の「二流小説家」は原題より良いタイトルだと思いました。最後の呉井と赤羽の面会は、いい締めくくりだったんではないかなあ。面白かった。曇り・雨。


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