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コンテイジョン(Contagion) [DVDやら映画やら]

ウイルスが発生し、人々に感染が広がってそれに対抗する映画。妻が死んだのに「妻と話せるか?」と言う夫ミッチがつらい。医者も彼女が死んだ原因がわからない。落ち着くまもなく今度は息子の件でますます辛い。感染者に関わった人々が次々と亡くなる。話しは、感染経路調査、残された家族、ワクチン開発、そしてジャーナリストの四つ。ミッチの妻の周辺調査を、CDC 内 EIS のエリンが、香港での経路調査には WHO のレオノーラが行う。これが事実に沿ったものとしたら、調査も命がけなんですね。感染経路ということは、そこにウィルスがあるかもしれないし、既に感染してしまった人と接触するかもしれない。バスとか公共機関での咳きや、クレジットカードやコップを触る手に恐怖を感じてしまい、日常の行為がそのままホラー映画のように見えてきます。ミッチの息子の感染も母親が元でしょうし、スキンシップさえ悪魔の行為になってしまう。香港に飛んだレオノーラが感染を防ぎたい人々の思惑にはまっていく件は、まったくの創作か、本当にあったことなのか知りたいものです。調査の進展の遅さに、上司のエリスがエリンに言うこともきつい。でもエリンが・・・。エリスの情報が妻経由で伝わる様は恐怖の伝染。ウィルスを研究し、ワクチンを作るアリーたち科学者も、死と紙一重。防護服を着ていても、それがどうにかなってしまえば先はわからない。この中でいちばん腹が立つのはジャーナリスト対応。ジュード・ロウさんには悪いですが、こんなやつに時間と金を割かれるのがもったいないったらありゃしない。しかし言論の自由だからしゃあないか。全編が緊張感で満ちています。なぜだろうと思ったら笑いがない。話しの流れを止めない、淡々と流れる無機質な EDM っぽい音楽。これを P.O.V. とか、ドキュメンタリータッチにしたらあまり引き込まれなかったかも。役者さんたちの演技力によって完成した良作なんでしょう。ラストシーンが最初につながるというとのも面白いです。結局原因って環境破壊ってことでしょうか。曇り・雨。


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