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フェーズ6(Carriers) [DVDやら映画やら]

終末系映画のようです。邦題は「フェーズ6」ですけど、原題は「Carriers」、つまり病気を持っている人というか保菌者、感染者たちといった感じですか。冒頭からサーフィンボードを積んで楽しそうなドライブ。運転しているのはスター・トレックのカーク船長。でもただのドライブじゃないようです。盗んだ車って言っているし。彼らは感染者たちから逃げているんですね。世界は変な病気がまんえんしてほぼ死んでしまったみたい。途中で寄った学校では医療ベッドだらけ。良いことあるかと思ったけれど・・・。ブライアンとダニーは兄弟ですが、この世界ではダニーはどうもやさしすぎます。銃を手渡したときはハラハラしました。ブライアンとの接触を避けるボビーは辛い。少女にちょっと介抱しようとしただけなのにかわいそすぎ。反対にブライアンはきびしくて、車を乗り換えた件とかボビーの件とか銃を撃ちまくるところとか決断力がありすぎ。どっちかというとケイトもブライアン側。子供の弱音に負けてしまうボビーは中間といったところか。これだけ思想的に違いがあると、話しの進行にダラダラ感がなくてとても明確で清々しいです。病気のまんえんによる人類の終わりという映画ですが、他の終末系映画と同様、根本的原因、この映画では原因となっている病気の解決は一切ないです。できれば解決してほしかった。それよりも、この映画は人、特に弟ダニーの決断の変化について描いています。そして愛する人との別れと、いっしょにいるのが愛してもいない他人であれば孤独と同じだと言っている。この辺がけっこうきつかったです。特にやさしいダニーが変化したことについては、ラスト近くのブライアンの言葉が物語っています。配役がよかった。女性たちはどこかで見たと思ったら、ボビーは映画「ルーパー」や「プレステージ」に、ケイトはTVドラマ「リベンジ」に出てた人だった。映画に出てくる「CHINKS BROUGHT IT」の「CHINKS」って中国人とか中国系を指すスラングだと初めて知りました。雨・曇り・雨。


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