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ダークシティ(Dark City) [DVDやら映画やら]

地下深いところに集まる黒づくめの男たち。女はいなさそう。子供はいる。彼らは不思議な力を持っている。彼らはずーっと夜の街を作っている。そんなダークシティの話し。街の雰囲気はゴシックな感じで、バットマンのゴッサムシティ風で良い感じ。おそらく人々は「刷り込み」という方法で記憶を操作されていて、本当のことを知らない。黒づくめたちが呼ぶ「チューン」という力も無い。ただその中でマードックだけは彼らと同じ力を持っていた! そして彼はどうやって世界の秘密をあばき、取り戻すのか! というかっこいい設定。ワレンスキという警部も何かに気づいて半狂乱。彼とマードックの違いは何かというと、マードックが何も覚えていないのに対して、ワレンスキは自分の記憶のあいまいさに気がついてしまった。記憶していたからこそ半狂乱になってしまったんでしょうねえ。記憶の無いマードックには何に狂乱して良いのかわからない。この辺りが面白い。夜毎に繰り返される記憶の刷り込みを、彼は受け付けなかった。そのために記憶がなかった。そんな彼が真夜中に見てしまう街や建物や部屋の様子が、この映画のハイライトのひとつです。それはむかしウルトラマンやウルトラセブンで見たような光景。AUTOMAT というセルフの食堂が面白い。日本にある調理自動販売機の店版とでもいうか。興味深かったのは、ダークシティの果てがブロック壁で、それを壊した向こう側は宇宙・・・と思ったが、一見すると夜景の明かりにも見えました。シティの周囲も黒づくめによって作られたものだったのか。黒づくめたちが人間を操るために使っているのがシュレーバー博士。後半、彼が色々と話してくれる。この人も苦労人のようです。でも科学者だけあって頭が良かった。彼がしたことのおかげで怒とうのクライマックスに突入します。ああいい奴。黒づくめたちの目的は、色々な個性を試してみるということらしい。そのために人の記憶を入れ替え、混ぜては戻す。その実験は何のためかというと、自分たちには無い「個」を研究するためらしい。ほんとうにそんなものが必要だったのか?といわれたら、要らなかったんじゃないと応えそうですが、見せ掛けだけでも人間らしく生きるために必要と思ったんでしょう。それよりもこの映画は、記憶=力と言いたいんではないか。チューンみたいな能力は別として、勉強したらテストの点数もよくなるし、世界情勢だってわかってくる。マードックの台詞「世界を望むように作る」というのもあながち大ボラとはいえません。あとは脳と心の違い。記憶が消されても感情が何かを保持してくれているかもしれない。うーん深かった。マードックがホテルで目を覚ました後でカバンとかを探る雰囲気が、CD-ROM の「GADGET」な感じだった。黒づくめの一人がどこかで見た人だなあと思ったら、「ショック・トリートメント」や「ロッキー・ホラー・ショー」のリチャード・オブライエンさんだった。晴れ。


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