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プラネット・テラー(PLANET TERROR) [DVDやら映画やら]

たしか名画座の再映で「デス・プルーフ」との二本立てで見た。面白かった。「デス・プルーフ」ではバージン・ピニャコラーダがおいしそうだった。フィルムの古っぽさとか傷み具合とかを再現した映像が好きです。これはグラインドハウスを意識したものでしょうけど、そんな効果無しの普通の映像を想像すると興ざめするかも。日本だと、TOHO SCOPE の頃あたりを再現してくれるとうれしい。みなさんカッコつけてくれて爽快。チェリーとエル・ロイを始めとしてキャスティングが素晴らしい。マイケル・ビーンさんの保安官がカッコいい分、副保安官トロの間抜けさが際立ちますが、それに見合った見事な最期を見せてくれます。BBQ店の前で感染者たちを退治するシーンで7人がそろいぶみするところは、「荒野の七人」とか「七人の侍」な雰囲気。注射器のことは「ニードル」と呼ぶんですねえ。確かに針です。ニードル使いのダコタの息子がかわいそう。このダコタがゴールディ・ホーンさんに見えたりします。生科学者のアビーの成り行きによっては、別な結末になったんでしょうねえ。このアビーはKISSの人に見えたりする。いやでも目立つのはチェリーの片脚マシンガンですけど、バーズガ砲とか他にも色々くっつけてほしいです。でも片脚を失くすのは感染者に持ってかれたんだったか。てっきり怪我したところから感染して切断したと覚え違いしてました。エル・ロイはかなり有名な男らしいが、ほんとうは何者なのかというのは結局語られじまい。本人の口から聞くこともできず。この人やアビーといったカギを握る人物をようしゃなく消してしまっても、話しが破綻しないところも好きです。夜のシーンばかりで昼がないぜと思ったんですが、よく考えるとこれはたった一晩の話しなんですねえ。アクションに血に笑いにホラーにSFに、おまけにフィルム焼失のエッチまで、一晩の出来事全部入の濃縮度とスピード感。ラストの明るいシーンがパラダイスに見えます。ムダ台詞にムダカット無し。かっこよかった。冒頭の「マチェーテ」の予告は別に無くても良いかなあと思ったりする。晴れ。


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