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スペース・ステーション76(Space Station 76) [DVDやら映画やら]

パトリック・ウィルソンさんが出ているので見た。顔を見るとけっこう頬がこけて見えます。タイトルどおり70年代っぽい。といっても76は宇宙ステーションの番号みたい。タイトルロールのフォントもおしゃれ。グレン船長の前に現れる小さい宇宙船のデザインがおしゃれ。ロータス・エスプリみたい。宇宙のバックで星がほとんど見えないのが良い。SFアクションじゃないんだなあと分かっていたが、シガーソケットのシーンでやっぱりコメディだったかと確信する。子供の前でタバコをプカプカ吸うシーンはCGなんだろうか。この映画ではタバコを吸うシーンがいっぱい出てくる。これも70年代なのか。リヴ・タイラーさんがけっこう年季が入ってきて、ダイアン・レインさんになるのももう少しだなあと思う。リヴ・タイラーさん演じるジェシカは副パイロット。ステーションに到着するといきなり機械による健康診断。マンモグラフィとあそこの触診。機械の触診ですけど。女の子サンシャインのペット、ネズミの赤ちゃんがどんどん亡くなっていくのに対するジェシカの説明がこわい。サンシャインがおねだりする無重力ゲームがかわいい。テッドが機械仕事で失った右腕につけているロボティクス・ハンドがかっこいい。SFを舞台にした、ドロドロドラマ。グレン船長は好きだった副パイロット・ダニエルがいなくなったためにドロドロ。でもその気が知れるとキャリアに響くのでドキドキ。でもテッドも気になったりするが、うまくいかないので八つ当たりしてイライラ。ミスティはドナの奥さん他色々なストレスでドロドロ。テッドは奥さんミスティがしてくれないので、彼女が寝ている横でたまらず一人でしてしまうテッドがハラハラ。でもジェシカが気になってドキドキ。そんなジェシカは家族のことや言うことを聞こうとしない船長にイライラ。でもテッドの不遇がかわいそうで、彼のロボティクス・ハンドを胸に当ててウハウハ。高性能な電マです。そんな彼らの行き着く先は、セラピーロボットのミスター・ボット。宇宙ステーションというあまりに狭い社会での逃げ場の無い人間関係。ラスト近くの娯楽室で吐き出される溜まっていたもの。そして彼らは事故にあって何かに気づく。映画では描かれてませんけど、ステーションはもうお終いか、航行不能で流浪の船になったのかも。そうだとしたら、これはテレビドラマ「スペース1999」の愛憎ドロドロ版かも。何よりトッド・ラングレンの曲が聴けるのもうれしいです。音楽が良いので、ながらで見ても楽しめる。SF的設定はとても素敵。SF映画の名を借りた近所づきあい話し。製作されたことが奇跡かも。曇り・雨・晴れ。


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