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サベージ・キラー(Savaged) [DVDやら映画やら]

手話のような手振りなので、主人公の女性、ゾーイは耳が不自由なようです。メールを送った相手は恋人でしょうか。ワンピースとブーツが似合う素敵な女性です。車に乗って恋人に会いにいくんでしょうか。最初から上手いように行かないだろうことは分かっているので、笑顔に切なくなります。道路で倒れた男を見たとき、彼女は彼がひき逃げされたイメージを感じる。そして彼女の運命の瀬戸際でまた何かを感じる。たぶんそれはみやげ物屋で手に取った何かのせいか、それとも強い感性の持ち主だったのか。彼女が復活するシーンはシンプルなんですがインパクト大。彼女を襲った男の家系の過去の所業が、彼女を復活させたものに対して強い力を与えたんでしょう。長髪のウエストという男は、何か邪悪なことを感じているようだが、悪いことしといて冷静で「オレはわかってるもんね」的な悪役がいちばんいや。指輪を抜いたり包帯をとるシーンは悲しい。彼女は生きているようだがおそらくもう・・・。復活しても肉体だけは朽ちるだけ。ダクトテープで補修しながら戦う姿はとても悲しい。理由はどうあれゲスな人たちがやられていく様は爽快。がまんしたかいがあるというもんです。ラストはものすごく切ない。手話の設定が生きてます。名作。エンドロールの曲も良かった。劇中、テレビとかで映画のシーンが映りますが、クレジットによるとソニー千葉さんの「The Street Fighter」のシーンが使われてるようですがどこだったかしら。後で思い直すと、冒頭、道路でフラフラしていたのは先住民の血を引く方だったんでしょうね。アメリカ先住民の歴史に人種問題、オカルトにゾンビにハンディキャップ等々を絡めた勧善懲悪な物語。悪人もひどければ、親や先祖はもっとひどかった。主人公ゾーイを完全無欠にしなかったところも良いです。太目の保安官が少しだけ救いだった。やっぱり映画は脚本か。面白かった。ホラー#1。晴れ。


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