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ガメラ3 邪神<イリス>覚醒 [DVDやら映画やら]

怪獣の対決、特に街中では必ず誰かが命をおとす。ガメラが戦いで壊したビルも同様で、その中には一般人がいるわけで、残された人々がガメラを憎むのは当然。解決できない正義の代償について取り組んだ異例の怪獣映画といえます。最近で言えばスーパーマンとバットマンの「ジャスティスの誕生」的内容か。何が正義で何が悪なのか。スーパーマンに壊されたバットマンのビルは正義の代償なのか?・・・その前に前作のスーパーマンでは宇宙人二人の確執に人間が巻き込まれただけで、人間側には何も非はないと思いますが。ただガメラの場合は、人間を捕食する怪獣がいて、それをガメラが倒すということなので、良否・可否を決めるのが難しいところ。これはそっくりそのまま人間界の戦争にも当てはまります。人間同士の戦争でちょっと違うところは、努力をすれば言葉が通じるところか。映画は第2作の話しも関係しますが、タイトルロールや話しの様子から考えると、第1作だけは見ておいた方がいい映画。中山忍さん、螢雪次朗さん、本田博太郎さんのトリオが良いですねえ。中山さんは相変わらず博士が似合います。彼女の自宅の PowerPC の MacOS起動画面がノスタルジー。画面の雰囲気は、まだ MacOS7.X。第1作から登場している螢さん演じる大迫刑事はホームレスになってしまった。そんな大迫刑事に話しかけて、しかも飲みに連れて行く中山忍さんの優しさったらまあ! 役者さん目当てで良いところは、さくやこと、安藤希さんが出ていることです。もうちょっと活躍してほしかった。第1作にくらべればガメラが動いて人間が倒れる、下敷き、つぶされる、あげくの果ては火球の爆風で飛んでってしまうといった描写が嫌というほど続きます。このシーンは、映画の主題を説明するために不可欠なもの。ガメラ自体も凶悪な顔になっていて、一見して人間の味方とは思えません。ガメラの火球で粉々になって空から降ってくるギャオスの身体も人間に被害を受けます。しかしこれは怪獣たちが凶暴というよりは、都会のリスクといえるんではないか。怪獣たちは台風や地震のような自然災害といえるかもしれない。そんなことを言ってしまえば、人間自体が自然災害といえますが。古文書での記載や村人が封じ込め方を伝承しているので、イリスは日本古来からいる怪物っぽい。それに対して古代文明が造ったであろうガメラやギャオス。巫女さんとか言い伝えとか信仰っぽい話しが出てきますが、どうもうさん臭い感じがしてしまう。超自然的な話しはマナだけで頭いっぱいなので、宇宙生物にするか、オカルト抜きに単なる古代生物にするとかでも良かったんかなあと思ったりする。そうなったら山咲千里さんと手塚とおるさんの奇人コンビの出番がなくなりますけど。でも宇宙生物設定は前作のレギオンで使ってしまったか・・・。それを考えると、アヴェンジャーズのソーというのは神の存在のくせにうまく扱われているなあ。呪文とかオカルトっぽさがないせいか。ガメラの墓場があるという設定が良い。なるほど、ガメラは単なる器で壊れたら代替可能。その中身はマナなのだ。日本はマナの消費がいちばん多いらしい。ガメラが奮闘するほどマナを集め消費して、そのため更にギャオスを呼び戻す。イリスの再誕生は人間が手をかしてしまいましたが、イリスの力もマナに関係してるっぽい。ガメラが戦うだけ戦いが続くジレンマ。練りに練った物語が首を絞めっぱなしですが、その緊張感が他の怪獣映画にはあまり無いんでしょうねえ。次につなげるラストが秀逸。活躍する人がほぼ女性というのも異例。また観たいです。また長嶺博士と大迫警部補のコンビで。「進撃の巨人」の影響で第1作を見たせいで借りてしまった・・・でも面白い。


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