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JOY DIVISION [DVDやら映画やら]

デザイナー ピーター・サヴィルさんが、「クローサー」のレコードジャケットが墓碑だったことに涙ぐむのが印象的。ファクトリーレコードからレコードを出すことになり、バンドにプロデューサーがついた。そのプロデューサー、マーティン・ハネットさんがインタビューで話している、「彼らは神からの贈り物、なぜなら彼らは無知だったから」。レコーディング時、ジョイ・ディビジョン側からは何の意見もなかったらしい。1988年のインタビューだから、もちろん解散後のこと。マーティンさんは録音や楽器の機材を工夫した。特にドラムとか。波形をデザインしたレコードジャケットを作ったピーターさんが良いことを言う「マーティンはジョイ・ディビジョンの理解方を示した」。そしてバンドメンバーは言う、「曲が良かった」。バンドの言い分も
あるでしょうが、このプロデューサーとかデザイナーがいなければバンドは売れなかったかも。もしくは時間がかかったとか。曲によっては、Echo & the bunnymen とか、他のバンドを連想させます。TVで演奏している Shadow Play のザクザクっとしたギターは Siouxsie & the Banshees っぽい。Sex Pistols に触発された彼らが、他のバンドに影響を与えた。音楽はどう作るか。下手上手だけではないんだなあ。バンドの背景・状態やレコードの制作といったことが内容の中心のビデオ。当然イアン・カーティスさんの話しも外せない。イアンさん本人の話しはまったく聴けないし、バンドメンバーの話しはあてにならない。バンドに関わった人や奥さんたちの話しが正しそう。彼らが廃墟となりそうな街から出たバンドであることも意味があるように思える。The Who のヒストリーものを見ると、話しは必ず第2時大戦後の荒れた様子から始まる。経済による没落と戦争では意味が違うかもしれないが、どちらも何らかの争いに巻き込まれた結果だとすれば、廃墟は素晴らしいバンドが産まれる土台なのかもしれない。出てくるベースギターは Rickenbacker で モデルは4003 でしょう。ギターはお国柄か HAYMAN のギターが多いです(HAYMAN かと思ったら、Shergold でした)。 グラナダTVのトニーさんが持つテレビ番組のタイトルが「So it goes」で、カート・ヴォネガットの「スローターハウス5」を連想させます。ちなみにジョイ・ディビジョンの名の由来は、ナチスドイツの慰安施設の名称から来ているそうです。けっこう良いビデオだった。暖かくなった。


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