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8mm(8mm) [DVDやら映画やら]

ハードコアなニコラス・ケイジさんを堪能できる映画。ケイジさん演じるトム・ウェルズは私立探偵みたいな仕事をしている。未亡人になったばかりのお金持ちの女性からの依頼は、夫が観ていたらしい非常にいかがわしい8mmテープに出ていた女性を探すこと。トムは万一に備えて拳銃を用意したりする。しかし彼も一応普通の人間。悪い奴をやってしまうかやるまいか、そんな倫理や理性と葛藤する中、彼が電話した先は・・・この辺りの展開に妙に納得してしまう。よき相棒となるマックスをホアキン・フェニックスさんが演じている。彼はバンドでベースを弾いていたらしく、自分の部屋でビザールな感じのベースギターを手に取ったりする。彼の助けでトムはいかがわしい世界に入り込む。最初の店でビデオを1200ドルで売るボンデージ兄さんの、モッコリ型革ホットパンツに驚く。トムの味方はマックスだけ。他に出てくる男はゲスばかり。金さえ手に入れば人の命などお構いなし。トムはそんな人間たちに疑問と怒りを抱く。それは探偵とはいえ、一般人であるトムの当然の感情。彼が刑事とか警察だったらまた違うんでしょう。その辺りの役柄設定のおかげで、感情移入度は100%越えです。女たちはどうかというと、男たちと反対にすばらしい人たちばかり。依頼主の女性はなんだかんだいっても正常な倫理感の持ち主といえる。被害者の母親はやりきれないながら希望と前向きな姿勢を持っている。トムの奥さんエイミーは夫を心底心配している。後半、手紙が届いた場面でのトムとエイミーの表情がすばらしい。お互いの心労が報われる瞬間なんでしょうねえ。長さを感じさせない映画。これも物語の中で携帯電話が出てきたせいもあるかもなあ。ああ面白かった。でも子供には危険な映画。よく考えたら前に一度見たことがあった。いかがわしいテープの話しといえばチャールズ・ブロンソンさんの映画を思い出します。あれは父と娘の話しだったか。エイミーさんはどこかで見たことあるなあと思ったら、映画「アメリカン・クライム」のガートルードさんだった。天気良いが肌寒し。昨日は雪のとこもあったんだと。


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