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口裂け女 [DVDやら映画やら]

DVDを借りるのは2回目だった。大きなハサミと文字フォントが印象的なタイトルロールが秀逸。なんといっても水野美紀さんを観たかった。彼女の武器は大きな裁ちバサミ。たぶん裁縫に使うやつです。もしかしてそういう内職をしていたのかも。その他の武器は何だと思ったら、とにかく蹴ります。柳ユーレイさんはこの手の映画でいつもひどい目にあいそうだが、今回は刑事役でそうでもない。ただ子供に口避け女伝説のことを真剣に話されても困ったもんでしょうなあ。でもその伝説が肝になるので、大人はもっと頭をやわらかくしないとダメなんでしょうねえ。この映画の中で、口避け女は誰でもあるし、誰にでもなりえそう、そんな設定です。佐藤江梨子さん演じる京子先生の存在はまずい。彼女は娘に暴力を振るうし、なんだかんだと人を二人やってしまっている。その素行は口避け女に迫るほどである。棒読みの松崎先生が自分の母親について話さなければ、口避け女の正体は完全に京子先生。すべては誰かの妄想だったともいえなくない。「恐怖は伝染する~」とかいうと何かのコピーかもしれないが、そんな感じ。でもこの考えは、結局合っていたかもしれない。暴力という点では、リエちゃんの母親も似たようなものだ。子供をののしり、さらに手をあげてしまう。京子先生といっしょに口避け女を探す松崎先生の親もそう。そうした虐待がこの映画の柱にもなっているんでしょうねえ。普段は絶対見られない水野美紀さんを見られる映画。しかしメイクした口避け女自身も水野さんが演じているのかはわからない。背格好や顔の形や目元が良く似ていると思う。口元が似てたら大変だ。女性が活躍し、男はいったい何やってんのという感じの映画。面白かった。


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