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ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌 [DVDやら映画やら]

どの映画を観るかと話して、本気で鬼太郎が観たいと言ったら却下された覚えのある映画。夜叉が西洋妖怪とは知らなかった。西洋といいながら演じるのは隣国の方だが。少し納得いかん。ダイモンだったらインパクト大だが、それではほとんど主役か。緒形拳さんの醒めたぬらりひょんがいかす。本当にあの世の世界を見ていたのかもしらん。キャラクターの出来では猫娘が際立っている。大ぜいの役者さんから田中麗奈さんを選んだ人はすごい。人間に裏切られ、追い立てられた人魚が復讐する話しに、妖怪と人間の共存がテーマといったところか。どんな人間だろうと助けるというのが目玉の親父の心情。お金をくれたら考えちゃっかというのがビビビのねずみ男。そして、どんだけ苦労して人間を助けても感謝されないでふてくされる鬼太郎。他の方たちは、その辺をあまり考えていなさそう。鬼太郎だけが悩むのは、彼がDNAレベルで人間とつながりがあるせいかもしれない。原作は置いとくとして、この映画の上でははっきり説明されていないが、たぶん母親が人間ではないか。微妙な立場にあるから、ぬらりひょんが鬼太郎をかどわかす。機械と人間の狭間で苦悩するヒーローは大勢いたが、鬼太郎は生物学的なハイブリッドで葛藤するヒーローの一人だろう。この映画をゲゲゲの鬼太郎として成立させているのは、田の中勇さんの声だろう。彼の声があるから鬼太郎を知っている人にも受け入れられる。続作がされないのは、田の中さんの不在が大きな理由なんだろうか。一作目よりも暗い感じが良い。ああ面白かった。天気よかったが夕方から雨。


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