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激動の1750日 [DVDやら映画やら]

ジャックスカードやミキ・プルーン、サラメシや、小泉今日子といちゃいちゃしない中井貴一さんを見れる映画。役者の人数が多い。豪華。実際にあった抗争がモデルだというが、もともと肯定できる組織ではないので、この映画に出てくる正義に賛同できるわけがないです・・・。夏八木+渡瀬さんVS中井+中条さんという構図。仁侠映画役者も世代交代ということか。凶暴な男ばかりの中で、話しのきっかけのひとつが三代目未亡人の岡田茉莉子さんというのが良い。清水健太郎さんの顔つきが、メークだとわかっていても怖い。やることもエグイ。本田博太郎さんは、髪の毛の色以外は今とほとんど変わらない。「仁義なき戦い」とかもそうだったが、ナレーション量が多い。エッチっぽいシーンがないなあと思ったら、加藤雅也さんと高樹陽子さんがやってくれました。しっかりとカーアクションにバイクアクションも入ってます。火野正平さんは相変わらずのモテモテぶり。元自衛隊のスナイパー役ですが、やっぱり女性関係で辞めたのか。組事務所の前での鉄砲ドンパチが多いが、これでは近所の家もたまらん。陣内孝則さんがやられた後の渡瀬恒彦さんの台詞が室内でリバーブする。コンクリートが響いている感じ。すごいです。加藤雅也さんが撃たれたときに煙の輪が見える。若い衆の母親に堅気に戻すことを約束した途端の悲劇などは、「仁義なき戦い」のシリーズにもあったような。そんなシーンひとつを取っても、この映画には東映仁侠映画の王道が詰まっている思います。そして、後半で渡瀬さんが中井さんに言う「お前は俺の若い頃と同じことをやりやがった、イケイケでな」云々が印象的。それまでの東映映画に語りかけているようで。仁侠映画の筋書きは単純かもしれないが、組とか総会とかの場面になると人数が多くなるので、製作側は調整とかマネージメントとか色々と大変なんだろうなと思いました。こうした職業の人々に感情移入はしてはいけないが、映画の歴史を振り返る意味で良い映画でした。観ていてわかったのは、堅気っぽい車で特にバンが来ると、それはほぼヒットマンだということ。面白かった。中井さん怖い。ちょっと寒いが昼は10℃を越えたなあ。

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