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実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 [DVDやら映画やら]

「光の雨・連合赤軍事件」つながりでついつい観てしまった。「光の雨~」の高橋かおりさんの役を、この映画では坂井真紀さんがやっていた。彼女の最期の姿はやはりホラー映画だった。よく昔の人は今より大人だったというが、彼らを見るかぎり絶対子供。大人ならやらん・・・と思う。中学生。川崎の事件のようだ。彼らの、特に女Nと男Mの理屈っぽさはなんだ。どれだけの人間が総括の意味を分かっていたか。「総括って何?」と聞けばキレられて、もしかしたら本人たちも分からんのか。分からんほうがまだ救いかもしれない。分かっていてやってたらと思うとさらに悲しい。これでは革命どころか山小屋ホラー映画。仮に女Nと男Mが素晴らしいリーダーだったらどうだったろうと考える。二人は熱心に冷静に革命理論や戦い、武器を教え込む。そして実践。その結果、山小屋で起きた惨劇以上の犠牲者を生む。これもまた怖い。毒ガスをまいたカルト団体はこうしたケースかもしれない。奥貫薫さんになぜか安心する。ろう城する革命戦士たちが、奥貫さん演じる山荘の女性に、自分たちの革命精神をじっくりと語るシーンが印象的である。捕まった後で自責の念とか革命に取り付かれていたとか口にするが遅い。それは誰でも言えるか。人が何を考えようが自由。彼らがあばれたおかげで変わったことがあるかもしれない。でもテロに拉致に強盗とかはどうしたもんか。そんな彼らを支持していた人たち、彼らに支持された人たちが政治をしていると思うとうすら寒くなる。その政治家たちを支持した人はだまされていたのか、それとも知っていたのか。インテリ大学出身者がみんな左翼か赤軍に思える。でも極端も怖い。右だろうが左だろうが、純粋信仰の行き着く先はテロとか戦争とか破壊行為だけだ。この世は何も考えない人々によって着実に動いていて、右とか左とかを自称する人々は、その土俵でわめいているだけなのか。それならいちばんじゃまのはその人たち。嫌になる。しかし、東大のお偉い方々が、不正流用や学費値上げについて、もうちょっと良い対応をしていれば、こんなことの半分は起こらなかったかもしれない。やはり社会が悪いのか。長いけれど考えさせられる時間だった。映画の意味は大いにありました。


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光の雨・連合赤軍事件

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