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パプリカ(Paprika) [DVDやら映画やら]

アニメだった。筒井康隆さん原作。絵柄が良い。きれい。ノートブックがアルミの PowerBook。キーボードのバックライトもちゃんと点いてる。歌詞のはっきりしない音楽が良い。アニメの歌詞やメロディは、内容にそぐわないものが多いので。声優さんが良い。声優ではないけれど、江守徹さんも良い。さすがナレーターとか声の仕事を多くこなすだけあります。人の夢に入り込む・操る・征服する、そんなことができる機械DCミニを中心に話しが進む。テーマは科学力のエゴというところか。なんだか普遍的そうで筒井さんぽくなかったりして。でも面白い。それは千葉とモラル知らずの時田の対比とか、時田の説明に対して千葉に翻訳を頼む所長の程よい科学者ではあるがIT系ではない程よいアナログ感とか、粉川刑事の8mmに代表される絶対的アナログ感など、登場人物の性格的豊かさによる。しかし、なによりもアニメ映像か。想像された夢の世界の緻密な描写に圧倒されます。この夢のめちゃくちゃ加減に筒井さんらしさを感じる。冒頭のパプリカが次から次へと場所や乗り物を替えていくシーンはスピード感があって良い。いちばん良いなあと思ったのは、小山内が下方に吸い込まれていく床に墜ち込んでいくところ。面白かった。


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