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爆裂都市 BURST CITY [DVDやら映画やら]

公開時は見れなかったが、どこかの名画座で入れ替えなしで何度も観たなあ。石井聰亙+ロッカーズにルースターズ、スターリンとなると、観ずにはいられなかった映画。ロッカーが多数登場するが、別にロックな生き様を強要しているわけではない。それが良い所。とにかく暴動。この映画でロックは暴動の一部に利用されている。冒頭のバトル・ロッカーズが楽屋からステージまで移動するさまがかっこよい。このときベースを弾いていた人は今も活動されているんだろうか。タイトルロールを観ると、企画に石井監督、戸井十月さんの他、泉谷しげるさんの名前も入っている。音楽をバックに大人数が踊るシーンが、今で言うラップっぽい。舞台は近未来。現在に置き換えると通信手段が皆無なのが不自然に見えるが、繁栄から取り残された街と考えれば文明の一部が無くても文句なし。イメージ的にはマッド・マックスと思われるのは仕方ないです。街をつぶして原発を建てようというのは、なんだか先取り感あり。平口広美さんが政治家役で出ている。彼の漫画はエロ漫画ではあるが、その前に絵が怖かった覚えがある。コント赤信号の「兄貴!」が観れるのも面白い。カメオとかではなくて、しっかりロッカーズたちと絡んでます。今ではおばあさん役までこなす室井滋さんが、ルースターズの大江慎也さんにむちゃくちゃ抱きついてます。上田馬之助さんの台詞の棒読みさがかえってリアル。バトル・ロッカーズとマッド・スターリンのバトルでは、けっこう怪我しないように気を使ったんではないでしょうか。指でも怪我したらギターが弾けません。最後のタイトルロールを観ながら、この人、あの人、色々と感慨にふけったりもします。しかしそんなものにふけってはいかんいかん。ジイさんになってしまう。でも面白かった。


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