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天使のはらわた 赤い淫画 [DVDやら映画やら]

コタツの赤に傘の赤。赤が大事。石井隆氏の脚本が良いのか、名場面が多い。どきどきするのは、泉じゅんさんがおなかをティッシュで拭く場面である。名美と村木の話し。それぞれが歩いている背後を交互に映しながら、二人がすれちがっていく場面が良い。地下鉄車両中の場面では乗客の様子から、予告無しのゲリラ撮影が行われたんではないかと思う。雨の中のジャングルジム、トイレの中をふかんする撮影とか、全体を通じて生々しい。大家と村木の姿が静止画の状態で、その上に妄想が重なる場面が面白い。石井監督の映画でも妄想シーンがよく出てくる。名美の不倫相手にはむしょうに腹が立つ。大家にも腹が立つ。ふらふらで現れた村木に名美が見せる笑顔は、悲しいけれど、物語の中でいちばん幸せそうだ。赤い教室での村木も名美への想いはかなわなかったが、この映画の村木よりはましだろう。コタツの赤がこれほどエッチになるものか。70分くらいの映画だが、3時間観たくらいに疲れる。ちゃんとチャプターも付いていて良いDVD。予告編には、本編に無い場面がけっこうあった。監督が「ハサミ男」の池田敏春氏だったというのは、「ハサミ男」を観てから知ったのです。


映画.com の紹介ページ。GEOとかでは「18禁」だった・・・そりゃそうか。
http://eiga.com/movie/37995/

ギターの下手さをピックのせいにしてはいけない、と思いながら色々試す。

ai141002.JPG


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